黄泉比良坂は、松江市東出雲町揖屋にある。
「 揖屋は、古くから中海の漁獲物を原料とした、
直径7〜8cm、長さは70cmもある、豪快な 「野焼きかまぼこ」 が知られて、
昭和三十年頃までは、ここで出来た野焼きかまぼこを毎日百人程の人が、
岡山や広島まで売り歩いたといわれる。 」
国道9号線平賀交叉点には、「 黄泉比良坂右折700m 」 の標識がある。
「 伊邪那岐命が、 黄泉国から還ろうとした時、
追って来る悪霊邪鬼を、 桃子 (もものみ) で撃退した坂。 」 の記述が
古事記にあり、そこが 黄泉比良坂 (よもつひらさか) である。
そこは現世と黄泉の国の境とされ、 古来、 亡くなった人との再会を求めて、
人が来る地であったが、最近は映画の影響もあり、人気スポットになっている。
また、 大穴牟遅神 (おおあなむじのかみ) 、 後の大国主神が、 黄泉の国で、
須佐之男神の課す様々な試練を克服し、
妻の須勢理昆売(すせりひめ)と共に、 還ろうとしたとき、
須佐之男神が追い至って、 大国主神の名を与え、
国造りを許したのも、この坂である。
その場所については、 「 故(かれ)其のいわいる、黄泉良比坂は、
今の出雲国の伊賦夜坂と謂うなり 」 と、古事記に記されている。
標識の指示通り進み、 鉄道踏切を越えると、 うっそうとした森の入口に、駐車場がある。
「 黄泉良比坂 伊賦夜坂 今、 出雲国伊賦夜坂と謂う故に其の謂はゆる黄泉良比坂は 」 という看板が建っている。
看板の文字
「 女優北川景子さんが、主演を務めた映画 「瞬」(またたき)」 のロケ地である。
亡くなった恋人にもう一度会いたいと訪れる場所、 生と死の境とされるこの坂で、
映画のラストシーンを飾る大事なシーンが撮影されました。
「 神代の時代、 伊邪那岐命 (イザサキノミコト) は、
先立たれた最愛の妻 ・ 伊邪那美命(イザナミノミコト) にもう一度逢いたいと、
黄泉の国へと旅立ちます。
古事記では、 この黄泉の国(あの世) と 現世(この世) との境が、 黄泉良比坂であり、
現在の松江市東出雲町にあるこの場所、 伊賦夜坂(いふやさか) である、 とされています。
昼間もひんやりとした冷気に包まれる、 この神秘的なスポットとして、
「 逢いたい人にもう一度逢える場所 」 として、 ひっそり佇んでいます。 」
森の入口に、 昭和に建てられた石碑があり、 その西方の山道が、
伊賦夜坂 といわれている。
坂を上ると、 塞(さえ)の神 が祀られている。
その先に岩石があり、 ここがあの世との境界とされる。
「 塞(さえ)の神は、 日本書紀に、 伊弉諾尊が伊賦夜坂で、 「 ここから入って来てはならぬ 」 と言って、 投げた杖から出現した神であると、 記されている。 」
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| 「黄泉良比坂 伊賦夜坂」看板 | 伊賦夜坂 | 塞の神付近 |