冬は温泉が一番と、ある休日、塩原まで出かけた時の話です。
塩原に通じる国道400号は特に問題がなかったのですが、
途中から分かれた元湯温泉への細い道は雪が凍付いてスリップが多い。
スタットレスだけでは温泉までの下りはよくっても帰りの登りが心配だったので、
引っ返すことにし、新湯温泉に方向を変えました。
こちらはスキー場に接続した道なので除雪され、大丈夫なのです。
新湯温泉に無事着きました・
新湯温泉の湯は変わっています。
火山跡からでている硫黄を含む蒸気に水をあて流れ出た湯を集めたのが、
新湯の温泉なのです。
温泉法では、温泉を湯だけに限定していない。 蒸気でも立派な温泉なのですね。
こうした変った湯の新湯温泉には、地元で管理する三つの共同浴場がある。
そこに入ってみようという訳です。
その内の一つ、寺の湯は、日塩道路脇の上藤屋前、すこし小高いところにある。
円谷寺というお寺の跡に建てられたので、寺の湯というようである。
温泉小屋といっても、まったく粗末な木製小屋で、
入口に、空きかんがぶら下げられていましたので、中に、料金300円なりを入れました。
脱衣場は棚だけの狭いもので、すきま風も容赦しないで吹き込んできました。
急いで脱いで風呂場の戸をあけました。
そこには四名しか入れない木製の四角の湯槽が二つありました。
一つはあつかった。 ぬるい方に入ります。 男女混浴です。
新湯の湯は、PH2.2と、極めて強い酸性泉です。
泉温も74度あるので、温度を下げるのが大変。
熱くなると風呂の外にでて座りますが、おばちゃんの裸体が目の前にあり、困りました。
水道施設はないので、身体も洗えず、ただ入るだけです。
三十分位いたでしょうか?
それだけで、当夜はぐっすり眠れ、翌日の昼間でぽかぽかとしていました。
持続力の長い温泉ですね。
小屋の裏には、公衆トイレと駐車場がありました。
周りを歩いてみます。 新湯神社があり、そこが源泉でした。
煙が上がり硫黄の臭いがしました。
戻る途中にもう一つの共同湯の中の湯がありました。 こちらは男女別です。
しかし、風呂の設備は同じようでした。
日塩道路まで戻り、道を越えて、坂道を下ります。
雪が積もっているので、身体のバランスをとるのが大変。
大師堂の下にむじなの湯がありました。
大岩が迫り出して2つの湯槽が洞窟のようになっているので、1番人気のある共同湯です。
これらの施設の利用者は、年配の女性軍団が圧倒的に多い。
そして、2人か3人のグループです。
旅館や民宿に泊まっているのですが、日中これらの施設を回っていました。
混浴の狭い風呂に男女で入る抵抗はあったのですが、
入ってしまうと逆にアトホームな感じで振る舞えるのは驚きでした。
大変貴重な経験をしたような気がしました。
それにしても、混浴で狭い湯槽そして脱衣所もほとんどない施設、
この木造の湯小屋になんでこのように人気があるのでしょうね。
この不思議な空間・時間は、現代から逃避(ワープ)した感覚を生み出しているのかな!!と思った次第です。
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所在地:那須塩原市湯本塩原新湯
東北自動車道西那須野塩原ICより、国道400号で中塩原八幡下交差点で左折、
日塩もみじラインを走れば約7kmで到着。
(ここまでは無料です!!)
奥塩原温泉バス停から徒歩2分のところにある。 それぞれが100mくらい離れている。