名所訪問

「 桐生明治館 」


かうんたぁ。


桐生明治館は、群馬県桐生市相生町にある、明治初期に建てられた擬洋風建物である。 
「旧群馬県衛生所」 の名前で、国の重要文化財に指定されている。 

「 明治七年(1874)、衛生局が熊谷郡熊谷に開局。
明治九年(1876)、五月、衛生局を衛生所へ変更、熊谷県医学校が開校された。
同年八月、熊谷県が廃止になり、熊谷・深谷地区は埼玉県、高崎・前橋地区と、両毛地区の 桐生・太田地区で、現在の群馬県のなった。
明治十一年(1878)、群馬県衛生所兼医学校の建物が前橋に新築された。
翌年二月、群馬県衛生所が廃止になり、明治十四年(1881)には、医学校も廃校になり、 その後は、県立女学校、師範学校付属小学校、群馬県農会などに転用された。
昭和三年(1928)には、建物を現在地に移転し、相生町役場として、改築工事が行われる、
昭和二十九年の町村合併で桐生市が誕生したため、桐生市役所相生出張所となり、公民館も併設された。
昭和五十一年(1976)に、「旧群馬県衛生所」 として、重要文化財に指定されたのを機に、 出張所と公民館は他に転出し、復元工事が行われ、創建当初の姿になった。   」

門に「医学校」 「群馬県衛生所」 の看板がある
門に「医学校」 「群馬県衛生所」 の看板

蒸気の歴史の通り、 この建物は、明治十一年(1878)に、衛生所兼医学校として、前橋に新築されたことに始まる。
その後、山田郡相生村に移転した際、大幅に改築されたが、国の重要文化財に指定されたことから、 保存修理工事を行い、創建当初の姿に復元された。
構造様式は、木造・二階建て、桟瓦葺きである。
館内には、明治時代のピアノ・オルガン、洋風建築に関する資料などが常設展示されている。

明治時代に建てられた桟付きの建物
明治時代に建てられた桟付きの建物

所在地 群馬県桐生市相生町二丁目414番地の6
渡良瀬渓谷鉄道・東武鉄道の相老駅から、徒歩約10分
上毛電気鉄道 上毛線の天王宿駅から、徒歩約5分

訪問日     平成十三年年(2001)三月十八日



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