背戸峨廊は、いわき市の夏井川の支流・江田川にある渓谷の名前である。
戦後間もなく、江田川渓谷を訪れた、詩人の草野心平は、その美しさに感動して、
この渓谷を背戸峨廊と名付けた。
背戸とは隠れた場所、峨廊は美しい岩壁を意味する。
現在、背戸峨廊は、遊歩道として整備され、断崖にはハシゴ、
水流には橋が架けられ、多くのハイカーが訪れる。
令和元年の東日本の台風により、山崩れがあり、入山規制が行われているようなので、
事前に確認された方がよいだろう。
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背戸峨廊 |
JR江田駅から県道41号を西に二百メートル行くと、背戸峨廊の入口がある。
林道を五百メートル歩くと、駐車場があり、そこにはトイレもある。
駐車場から登山道を二十分程歩くと、トッカケの滝がある。
落差は十メートル程で、大きく二股に分かれた水を滝壷に落している。
滝壷の下流部は広々とした河原になっていた。
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トッカケの滝 |
所在地 福島県いわき市小川町上小川江田
いわき中央ICより、車で約30分
JR江田駅から車で約3分
訪問日 平成十二年(2000)十一月二十三日