◎ 鶴ヶ城公園の桜
鶴ヶ城は、日本で唯一赤瓦の天守閣を持つ城で、会津若松城ともいう。
春には約千本のソメイヨシノが開花し、日本さくら百選にも選ばれている。
毎年、四月上旬から五月上旬までの期間には、鶴ヶ城さくら祭が開催され、
夜桜用のライトアップが行われるので、夜の桜を鑑賞できる。
また、堀や土塁は四百年以上前からのものであり、城郭全体が国の史跡に指定されている。
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鶴ヶ城の桜 |
所在地 福島県会津若松市追手町1−1
◎ 会津坂下(あいづばんげ)の杉の糸桜
杉の糸桜は、福島県会津坂下町(あいづばんげまち)の名桜である。
白色の花が流れ落ちるようにも見える、エドヒガン系のシダレザクラで、
杉地区の薬王寺の境内にある。
樹齢は二百年と推定されているが、天正年間に宮城郡より移植したものの二代目とされる。
現在は古木一本と、若木二本である。
高さ役六メートル、幹周りは三メートル余りである。
景観は、杉林を背景に、色鮮やかな濃いピンク色の花を付け、
糸を垂したような枝が地表近くまで、伸びている。
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杉の糸桜 |
所在地 福島県会津坂下町大字船杉字北杉大道
花の見頃は四月中旬から下旬である。
訪問日 平成十三年(2001)四月十七日