名所訪問

「 裏磐梯 五色沼 」


かうんたぁ。


喜多方で、喜多方ラーメンを食べ、裏磐梯の五色沼に向う。
国道459号を、太塩裏磐梯温泉から坂を上って行くと、道の駅裏磐梯がある。 
下にわずかに見えるのは桧原湖である。 

「 桧原湖(ひばらこ)は縦に細長く伸びる湖で、裏磐梯最大の湖である。
長瀬川を堰きとめて出来た湖で、面積は約十一平方メートルである。
湖畔を一周する道路があり、遊覧船やモーターボートによる遊覧ができる。 」 

道の駅裏磐梯
     桧原湖      桧原湖
道の駅裏磐梯 桧原湖 秋の桧原湖

ここから、冬季は通行止めになるが、磐梯吾妻レークラインで福島へ抜けるルートがある。 
今回はその道には入らず、五色沼方面へ向かうと、桧原湖の湖岸に裏磐梯物産館があり、 そこが五色沼の入口である。 
裏磐梯物産館の中の壁に、「五色沼」の説明板がある。

説明板「五色沼」
「 五色沼自然探勝路は、全長約4kmで、 片道1時間から1時間30分程の比較的平坦なハイキングコースである。 
明治二十一年(1888)に、磐梯山頂北側の小磐梯を含む部分が水蒸気爆発により、 山体崩壊が起き、岩なだれが川をせき止め、この地区に数百もの湖沼が出来た。  その一部が五色沼である。 」

物産から歩き始めると最初にあるのは、柳沼 である。 
標高830mで、五色沼の中で、最も標高が高い沼である。
動物性プランクトンが多いため。ニジマスやワカサギの魚影が見られる。
その名の通り、ヤナギなどの岸辺の樹木の美しさは、五色沼の中では 際だっています。
紅葉時に水面に映る影との対比は素晴らしい。

五色沼誕生解説板
     新緑の柳沼      紅葉の柳沼
五色沼誕生解説板 新緑の柳沼 紅葉の柳沼

五色沼は、東へゆるやかに傾斜する台地にあるので、この後は下りが主体となるコースになる。
そこから少し歩くと見えてくるのが青沼である。 

「  五色沼の名前は、 水面が季節や天候、見る角度で、様々な色に変化して見えることから、付いた。
その中でも、特に鮮やかな青色に輝く青沼は、見る者を圧倒する神秘的な美しさのスポットである。
水質と光の屈折により青く見える。 」

その先右側のるり沼は草に覆われ、散策路からは見えないが、右奥に入ると見晴台があり そこからるり沼を見ることができる。 
遠くに裏磐梯の山容が見え、その前にるり沼が、青沼より、 青緑色の色をしていて浮かんでいる風景があった。 

「 五色沼湖沼群で、最も神秘的なベールに包まれているのが、るり沼である。
ケイ酸アルミニウムと、ウカミカマゴケが影響して、瑠璃色になっている、とされている。
透明度も摩周湖並の二十一メートルという。   」

るり沼
     弁天沼      みどろ沼
青沼 るり沼 紅葉時のるり沼

少し歩くと左側に見えてくる大きな沼は弁天沼である。 

「 弁天沼は、二番目に大きく、スカイブルーの水面が特徴の沼である。
畔には、展望台があるので、そのから沼と廻りの景色を見ることができる。 
水面に名を知らない草が茂っていて、太陽に射す角度により、色々な色を表していた。 」

歩きだして、ここまで三十分強であった。 
その先、竜池、緑色をしたみどろ沼と続く。 

「 みどろ沼には水草が多く繁茂していた。
赤色と青色、奥色の緑色と三色が楽しめる。
色の違いは、水質や深さ、水草の繁茂の違いによるもので、 微妙なさじ加減で出来たものらしい。        」

赤沼を過ぎると、毘沙門沼がある。 

「 毘沙門沼は、五色沼では一番大きく、コバルトブルーの色をしている。
貸ボートを楽しむカップル達がいるが、五色沼の中で、唯一ボート遊びができる。 
ここからは水蒸気爆発により破壊された裏磐梯の山肌・火口をしっかり見ることができる。 」

その先には、五色沼入口バス停があり、五色沼の探勝は終わった。

弁天沼
     みどろ沼      毘沙門沼
弁天沼 みどろ沼 毘沙門沼

訪問日     令和三年(2021)五月二十九日
    平成十一年(1999)十一月三日



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