名所訪問

「 道東ドライブ D  阿寒湖から帯広空港 」

( 道の駅・かみしほろ・六花亭本店・幸福駅 )


かうんたぁ。


12時20分、帯広に向って出発。
帯広までは、一般道で行くことにし、足寄・利別、・別町を経由し、 約2時間30分の予定である。 
国道241号を走ると、国道240号は右に釧北峠に向った別れていく。 
241号を進むと、左にオンネトーに入る道があり、 その先に雌阿寒温泉や湖のオンネトーがある。 
寄らずにどんどん下っていく。 
原始林を下りきると、町中に入り、足寄駅の交叉点に突き当る。 
左折して国道242号に入るが、その先の郊南1交叉点を右折して、 再び、国道241号に入る。 
道は右、左、右に大きくカーブし、足寄湖の湖岸を走る。
右側の小高いところに、しゃれたアルプス風の家が二軒あり、 その下に、道の駅・足寄湖がある。
ドックランと多目的トイレがあるだけで、道の駅は、コロナで閉館になっていた。 
駐車場には、自衛隊の車が多く止まっていて、昼飯休憩をしているようすである。 
阿寒を出発して、一時間半、上士幌町へ入っていく。 
町役場にも近い、国道273号も合流する上士幌15区交叉点の先の右手に、 道の駅・かみしほろがある。 
昨年6月にオープンしたばかりの道の駅である。
ドックランと、熱気球体験搭乗を売り物にしている。 
立派な建物としゃれた内装で、館内は広々としている。 
洋食レストラン・ベーカーリー・ 新感覚のモダンサンドを売り物にした、サンドイッチ専門店・THESANDO・十勝牛の串カツなどを出すUSSTNDと、店が数軒入っているが、 どれも高価格帯で一般的な客層からは離れた価額帯に思えた。 
ソフトクリームにしても、抹茶とほうじ茶、そして、バニラしかなく、値段も高い。 
バニラアイスクリームを食べながら、 二十分程休憩後、帯広に向う。 
少し走ると士幌町に入り、士幌西戦34番地、国道274号が合流するところの右側に、 ピア21しほろ、という道の駅がある。 こちらは士幌町の経営で、 どちらかという今までの道の駅で、奇をてらっていない。 
こちらは農業を意識した、マンサード型屋根の建物を中心に、 木造り感のある建物である。 
地元産のじゃがいもを使ったフライドポテトや、こだわりのコーヒー、 地元でつくる加工品や手作り雑貨、ソフトクリームなど、気楽に楽しめそうである。 
平成二十九年にリニューアルオープンしたとあった。 
東和西4遷号交叉点で、直進すると豚丼屋があるが、そのまま南下する。 
そのまま進むと、音更町役場の近くを通り、道東道をくぐり、十勝川に架かる十勝大橋を渡る。 
橋を渡ると西2条通交叉点を直進し、藤丸デパートの地下駐車場に車を停めた。 
帯広到着は、15時20分である。 3時間かかったことになるが、途中で、休憩したので、予定通りである。
藤丸デパートの前に、ばんえい競馬の大きなポスターが掲示されている。 

道の駅・かみしほろ
     THESANDO(サンドイッチ専門店)      ばんえい競馬の大きなポスター
道の駅・かみしほろ
館内のTHESANDO(サンドイッチ専門店)
ばんえい競馬の大きなポスター

藤丸デパートの道を隔てた東南側に、六花亭があるので、訪れた。 
店は通りから引きこもっていて、樹木も茂り、わかりずらいところである。 
二階にラウンジ極楽があるが、コロナで休業であった。 
買ったモンブランとチョコレートケーキを一階にあるスペースで、いただいた。 
モンブランよりチョコレートケーキの方がうまかった。 

「 六花亭は、 昭和四十三年にホワイトチョコの製造と販売を開始し、 五十二年にはマルセイバターサンドを 販売し、北海道を代表する菓子メーカーになった。 
本店を訪れたのは初めてであったが、多くの客が贈呈用に購入していた。 」

藤丸デパートに戻り、帯広の銘菓はと探したが、数がすくなく、置かれていたのは、東京や京都の菓子が中心であった。 
地元の人は直接お店に行く買うので、デパートで買うのは少ないということに気が付いた。 
お土産で、札幌が本店の白い恋人を買う。 
結果としては、その後、訪れた帯広空港がお土産を一番置いていた。 
十勝豚丼を市内で食べる予定にしていたが、 レンタカー会社が空港での返却に時間がかかるといっていたので、 止めて、空港に向う。 
途中、前回来たときに行った幸福駅に寄る。 
国道236号を南下し、南帯橋を渡ると、旧愛国駅があったところが左奥にあるが、 そのまま進むと、大正という地名が続くところを通る。 
その終わりに、「幸福」のバス停があり、そこを左折すると旧幸福駅に到着。
現在は公園になっている。 

「 幸福駅は、十二キロ離れた愛国駅と共に、 廃線になった広尾線の駅の一つであった。 
明治二十九年(1897)に、福井県から集団入植が行われる前は、 アイヌ民族により、「サツナイ」 と呼ばれた地域であった。 
入植者は、「サツナイ」に、「幸震」 という漢字を当てたが、 福井県から入植者が多いことから、福井の一字を宛て、「幸福」 へ変更した、とある。 
鉄道の駅としては後発で、昭和31年(1956)に駅として運営を開始。
昭和四十八年(1973)三月、NHKが、「新日本紀行」で、 「幸福への旅 ー 帯広 」を放送すると、 「幸福駅」の駅名が全国的知れ渡った。 
隣の駅が愛国であることから、訪れた人が、「愛国から幸福行き」 という、 駅区間切符を購入することに、目を付けた国鉄が、その切符を発売したところ、 発売の年 三百万枚、以降、四年間で、千万枚を超えるビームを引き起こした。 
しかし、一日4本という本数なので、訪れる人はバスや車で、赤字解消とはならず、 昭和62年(1987)に広尾線が廃線になった。
その間、駅として営業したのは約二十一年である。 
、 駅舎など、壊される運命にあったが、 観光ポイントとして、 廃線後は整備され、今も多くの人が訪れている。 」

18時前に帯広空港へ到着。
女満別空港で借りたレンタカーを返却し、二泊三日の道東旅行が終了した。
時間があるので、二階の食堂で、十勝豚丼を食べた。 
自宅で作るのは三枚肉によるものだが、 ここでは薄くスライスした豚肉を使用していて、 おいしかかった。 
約一時間の休憩後、飛行機にのり、羽田に20時55分、定時に到着した。 

六花亭本店
     旧広尾線の車両とレール      幸福駅
六花亭本店
旧広尾線の車両とレール
幸福駅跡

訪問日     令和三年(2021)七月二十一日



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