白神山地と不老不死温泉へは一度行きたいと思っていた。
五月の連休に、待望の旅をした。
五能線のリゾートしらかみを利用して。
◎ 白神山地の十二湖
白神山地はブナが保存され、世界資産に登録された。
山の自然を保護するため、今でも入って行けるところが制限されている。
山の雪が深いので、 この時期になっても、十二湖から上には入ることはできなかった。
十二湖はその中でも年中鑑賞できる数少ない場所。
山の中腹に散らばった、数多くの沼の総称である。
十二湖へは、JR五能線の十二湖駅から、バスで、終点の奥十二湖駐車場で降りる。
十二湖案内図に、「青池 0.6km」 の標示があるので、青池方面に向かう。
鶏頭場(けいとば)の池の脇を通る。
鶏頭場の池はかなり大きく、対岸のブナが見える。
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駐車場から歩いて十五分程で、青池に到着する。
青く澄んだ水はなにか神秘的な雰囲気を醸し出していた。
まわりの新緑も春紅葉と言われているようである。
沸壺の池は蒼くて、美しい。
歩いて、十二湖駅へ向かえば、落口の池があり、十二湖ビジターセンターがある。
その先に、王池があり、その近くにバス停があるので、乗って駅に向かえば、
白神山地の旅は終了である。
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◎ 不老不死温泉
不老不死温泉は、白神山地の麓の街・深浦町にある黄金崎に建つ、一軒の温泉旅館である。
JRウエスパ椿山駅から送迎バスで、宿へ向かう。
不老不死温泉には日の高いうちに到着できた。
早速、露天風呂に直行。
沢山のひとが入っていたが、大部分の人は日帰り利用客だった。
泊まれなかったひともいたが、車に寝て東北一周する人が結構多いようだ。
海水を沸かしたと表現すればよい程、塩からい湯である。
この時間は、引き潮で海が遠く、太陽も高いので早々と引揚げる。
六時二十分が日没なので、六時すぎカメラ一式を持って海岸にむかった。
同好の士があちらこちらから現れる。
カメラをセットして待つが、雲がかかってしまい、空が焼けないのでは と心配になる。
露天風呂も、いつのまにか、夕日を湯の中で見ようと、あふれている・・・・・
沖合に2隻の船が夕日を背に、北海道方面に向かっている。
幸い、雲の影響もなく、真っ赤で大きな太陽が海に落ちた。
夢中でシャッターをきった。
”来たかいがあった”とおもった。
日も完全に落ち、暗くなった頃、 撮影は終わった。
露天風呂もいつのまにか、がらすきになっていた。
寝る前に、ホテル上階にある展望風呂に入った。 夜の海は静かだった。
翌朝五時、 誰もいない露天風呂に入った。
海は、また引き潮で、 海水は風呂までこなかった。
近くで、釣りをしている人が多かった。
それを眺めながら、のんびりと風呂に入った。
このようにして不老不死温泉の旅は終わった。
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訪問日 平成十四年(2002)五月一日