◎ 下呂温泉
臥竜桜は下呂と高山の中間にある。
名古屋から高山までは日帰り旅行が可能なので、妻と娘を連れて行くことになった。
名神高速道から中央道に入り、中津川ICで下り、国道257号を行く。
下呂に抜ける国道を通るのは始めて。 中津川道路という表示があったが、どういう道か分からず、地道を走った。 曲がりくねった狭い道である。
しばらく走ると、交差点があり、左折。
中津川道路は木曽川を渡る有料橋でそこを通ればすぐにここにこられることが分かったが、
後の祭り。
国道257号の沿線にはオートキャンプ場が多いようで案内の表示が頻繁にある。
沿線の町村は中津川市と合併したので、町役場と書いてあっても、
今は支庁になっている。
旧付知町が建てたアートピア付知交芸プラザには 熊谷守一記念館が併設されている。
熊谷フアンのokanはが「寄ろう!!」というので、寄ることにした。
okanと娘は館内に、熊谷氏に冷淡な小生は車内に残る。
戻ってきたokanに寄ると、熊谷氏の晩年の作が多く寄贈されていて、よかったとのこと。
熊谷氏の寄贈品を飾るために建てた施設だが、空間ばかりが目立ち、
もっとシックで、コンパクトなものができなかったものか?
これは建築屋とデザイナーの策略としか思えない。
道の沿線には食べ物と道の駅のようなものが多い。
その他、明治座といった美濃歌舞伎を講演している施設案内があった程度で、
特にこれといったものもなく、中津川から約1時間で下呂温泉に到着した。
早速、事前に調べておいた水明館で、日帰り温泉を楽しんだ。
1Fの露天風呂は利用できなかったが、展望風呂に入った。
かけ流しの湯で気持よかった。
約40分で出たが、女性陣は1時間以上で入り、これまでに入った温泉で一番とご機嫌。
またこようということになった。
◎ 臥竜桜
下呂から高山の国道41号には食べもの屋がほとんどない。
やっと見つけた店で、飛騨牛と朴葉みその食事をとり、満腹して臥竜桜に向かう。
臥竜桜は、高山に近い飛騨一宮駅の近くにあった。
「 ここは飛騨一宮である水無神社があるところで、合併前は宮村であった。
飛騨一宮はその歴史は古く、すでに延喜式に記されている。」
臥竜桜は飛騨一宮駅の前にあり、
桜期間中は駅の反対側にある駐車場から構内を自由に行き来できる。
到着したのは2時ごろ。 見学する人は比較的少ない。
okan等とは自由行動となり、三脚を建てて、撮影に入った。
目指すアングルの前には人が入りなかなか思うようにはいかなかった。
説明板
「 臥竜桜の樹齢は1,100年のしだれ桜である。
臥竜の由来は、枝が地面に垂れて、そこから根が這い、1本の木が生まれた。
その形が竜に似たので、臥竜桜となった。 」
垂れた枝は枯れてしまい、現在は2本の木になっているわけで、
親子の木が並立しているという訳である。
花の色は純白に近い白さだった。
1時間程度撮影したが、この桜はおとなしいというか、インパクトに欠けるような気がした。
駅に入る陸橋からの光景は構図がよく、よかったと思う。
◎ 高山の桜
そのまま、高山市内に。 宮橋の近くの駐車場に停め、見学に!!
宮橋に咲く桜は盛りを過ぎ、落花しきりという様子。
1週前の高山祭あたりが良かったような様子であった。
okan達は人力車の引き子に誘われ、人力車に乗り、観光に出かけた。
小生は盛りを過ぎた桜をしばし撮影。
その後、上之町を散策。 すると、okanの乗った人力車が現れた。 車中の二人はそれなりにさまになっていた。
人力車を下りた二人は上之町にある店を覗きけっこう楽しそう。
5時を過ぎると、店は閉店。
グリーンホテルに移動し、本日2回目の温泉入浴。
6時を過ぎていたこともあり、誰も入ったこなかった。
狭い露天風呂だったが、一人占め。 少し硫黄の臭いがする風呂で疲れを癒した。
階上にある中華で腹一杯食事を詰め込み、帰宅と相成った。
飛騨清見ICから東海北陸道に入り、坂の多く、カーブのある道をスピードを抑え走行。
途中一ヶ所でトイレ休憩し、土岐ジャンクションから、東海循環道路で瀬戸赤津ICに出て、約3時間掛けて帰宅となった。
訪問日 平成十七年(2005)四月二十七日