名所訪問

「 木曽駒ケ岳・宝剣岳登山 」

かうんたぁ。


◎ 宝剣岳登山

ロープウエイ駅から千畳敷カールを歩く。
その先には駒ケ岳連峰の岩場が聳えている。
当日は登山客が多く、カールの山道は混雑していた。
登りきると。中岳の尾根に出た。
宝剣岳に向かって進む。
道筋に山小屋が二軒あった。

駒ケ岳連峰の岩場
   カールを登る    宝剣岳に向かう
駒ケ岳連峰の岩場
カールを登る
宝剣岳に向かう

途中には石を積んだケルンや道標があり、縦走する登山者は大きなリックを背負っていた。
宝剣岳の下にくると、岩肌が露出し、そそり立っている。
宝剣岳は切り立った岩山で、距離は短いがそそり立つ岩場を登らなければならない。
登り道には上からロープが垂れている。

石を積んだケルンや道標
   宝剣岳    ロープが垂れている
石を積んだケルンや道標
宝剣岳
ロープが垂れている

垂直に近いガレ場を登る。 落ちれば谷底である。
谷底に向かって花が咲いていた。

ガレ場を登る
   花が咲いていた    崖下に咲く花
ガレ場を登る
花が咲いていた
崖下に咲く花

上に向ってロープが垂れているので、このロープを握って登って行く。
途中の安全な場所で、カメラをリックに仕舞ったので、 この先の鎖場の写真が撮れなかった。
ガレ場や鎖場はスリル満点である。

標高2933mの宝剣岳の頂上は小槍のように狭く、7〜8人で満員程度だった。
距離は短いが登ったという満足感を与えてくれた。
最後に、真下の千畳敷カールを見た。

ロープを持ち登る
   宝剣岳の頂上    真下の千畳敷カール
ロープを持ち登る
宝剣岳の頂上
真下の千畳敷カール


◎ 木曽駒が岳登山

標高2956mの木曽駒が岳に登る。

木曽駒が岳に登るためには、中岳を経ていかなければならない。
宝剣岳から尾根道で中岳に向うと、前回見た山小屋二つが見えてきた。
前回登っている中岳の尾根道に入る。

宝剣岳から見た中岳
   山小屋二つが見えてきた    中岳の尾根道
宝剣岳から見た中岳
山小屋二つが見えてきた
中岳の尾根道

中岳に上ると、一旦下り、木曽駒ヶ岳へは山小屋の先から再度登りになった。
高度が上るに比例しいろいろなが見えた。
ト奥に小さく御嶽山が見えた。
木曽駒ヶ岳の頂上に到着。
神社の祠とケルンがあった。

中岳から木曽駒が岳へ
   木曽駒が岳を登る    木曽駒が岳の頂上
中岳から木曽駒が岳へ
木曽駒が岳を登る
木曽駒が岳の頂上に到着


頂上からの展望は良い。
木曽駒が岳連峰の空木岳や南駒ヶ岳は目の前に見えた。
北アルプスは目では捕えられるが、ガスがかかっているため、 写真では鮮明には写せなかった。
頂上から伊那前岳(左)と中岳を望む。
駒ケ岳連峰縦走ではこの先、尾根を上り降りながら、進むのだが、 小生はここで登山は終わる。
木曽頂上小屋とその先に続く登山道が望めた。

北アルプス遠望
   伊那前岳(左)と中岳    木曽頂上小屋
北アルプス遠望
伊那前岳(左)と中岳
木曽頂上小屋


◎ 木曽駒ヶ岳に咲く高山植物

駒ケ岳登山道にコイワイカガミとミヤマダイコンソウが咲いていた。
コイワイカガミは、低山〜高山帯に分布するイワカガミの高山型。
茎は細く、地を這って、茎の先に葉が束生する。 
花は茎の先に、1〜5個下向きに咲く。
ミヤマダイコンソウは亜高山帯や高山帯の岩隙、砂礫地に生育する。
高さは10cm〜30cmで、 黄色い1.5cm〜2cmの5弁花を咲かせる。

チンクルマは、バラ科の植物で、高山の雪渓周辺の多湿地に生える。
高さは10cm程度、花茎の先に、3cmの白い5弁花を一つ咲かせる。

イワツメグサは、本州中部の高山の礫地に分布する、ナデシコ科ハコベ属の多年草。
高さは5cm〜20cmで、5弁花の白い花を咲かせる。
真中に切り込みが入っているので、花弁が10枚あるように見える。

高山の爽やかな空が吸えて満足の1日が過ごせた。

コイワイカガミとミヤマダイコンソウ
   チンクルマ    イワツメグサ
コイワイカガミとミヤマダイコンソウ
チンクルマ
イワツメグサ

訪問日    平成十七年(2005)七月二十二日



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