「 高岡大仏まつり 10年振りの修理 この秋 」 というポスターを見て、行ってみることにした。
JR高岡駅の北口から下関町交叉点を越え、最初の三叉路を左折すると、
二百メートル先に、高岡大仏が祀られている、大仏寺がある。
「高岡大仏は、平安時代に、 二上山の麓に建立された、木造大仏が始まりである。
その後、焼失するが、再建され、また、焼失することを繰り返したという。
明治三十三年(1900)の高岡の大火で、焼失後、 火に強い大仏の再建を望む声が高まり、
高岡銅器の職人の手により、 昭和八年(1933)に、銅製の現在の大仏が完成し、開眼供養が行われた。
昭和三十三年(1958)には、大仏に光背が取り付けられた。 」
入口に、 祭の看板があり、屋台が並び、人が群がっていた。
その先に、大仏が鎮座している
「高岡大仏の全体の高さは、十五メートル八十五センチ、
坐像の高さは七メートル四十三センチ、顔の大きさは二メートル二十七センチである。
銅造阿弥陀如来坐像として、高岡市指定有形文化財に指定されている。 」
大仏の周囲に、白い装束の人々がいて、大仏の清掃を行っていたが、 これが大仏まつりのメイン行事で、一年間の汚れを落とす 「お身ぬぐい」 である。
台座の中に入る。
「 台座の中には回廊があり、地獄絵などが展示されていた。
中央の部屋には、明治三十三年(1900)に焼失した、木造大仏の頭部が鎮座している。 」
高岡大仏は、高岡銅器の職人の技術の結晶と言えるものといえよう。
なお、高岡城までは三百五十メートルの距離なので、歩いていける。
高岡大仏所在地:富山県高岡市大手町11−29
高岡大仏へはJR高岡駅から徒歩10分
訪問日 平成二十九年(2017)九月二十三日