琵琶湖の東部にある、古刹 「湖東三山」
湖東三山は、日本の紅葉名所百選に選出された、西明寺 ・ 金剛輪寺 ・ 百済寺 の三つの
天台宗寺院の総称である。
公共交通機関では不便なので、車で紅葉狩にでかけた。
◎ 龍應山 西明寺
訪れたのが11月23日・勤労感謝の日であったので、参道は人が一杯。
「 西明寺は、平安時代初期の承和元年(834)、
三條上人が仁明天皇の発願により、開創された。
承和三年(8/36),、仁明天皇が寺領を寄進し、諸堂が建築された、と伝えられる。
やがて、寺領が二千石、諸堂が17.僧は二百人を越す大寺院になった。
元亀二年(1571)、織田信長の焼き討ちにより、焼失の危機にあったが、寺僧の機知により、
山門近くの坊舎を激しく燃やして、全山焼失のように見せかけたことにより、
山奥に位置する本堂と三重塔は焼失をまぬがけたという。 」境内には、千本を越える楓が植えられている。
本坊の周囲は,紅葉する木が多く、壮観。
本坊は、元は塔頭の本覚院。
表門と庫裏・書院で構成されている。
国の名勝に指定されている、蓬莱庭がある。
石垣の脇の紅葉が見事だったが、城の石垣のようなのは、
塔頭跡とのこと。
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石段の先に二天門があり、仁王像が安置されている。
紅葉の中にただずんでいる感があった。
門をくぐると、本堂がある境内で、人が多くいた。
「 二天門は、桁行(間口)三間、梁間(奥行)二間。
入母屋造、柿(こけら)葺の八脚門。
間は長さの単位ではなく、柱間の数である。
応永十四年(1407)の建築で、国の重要文化財に指定されている。 」
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二天門を入ると、正面に本堂、右手に三重塔が建つ。
「 三重塔は、様式的に鎌倉時代後期とされる。
檜皮葺きの和様の三重塔で、総高は二十メートル余、初塔の内部に大日如来を安置する。
国宝に指定されている。 」
本堂は鎌倉時代の建造物で、国宝に指定されている。
「 本堂には、秘仏の本尊・薬師如来・釈迦如来・不動明王が安置されている。
いずれも、国の重要文化財に指定されている。 」
鐘楼があった。
参道に、十一面観音像があり、その付近の紅葉も綺麗だった。
所在地 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
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◎ 松峰山 金剛輪寺
駐車場に車を停めると、総門がある。
総門の前には、「天台宗 金剛輪寺」 の石柱があり、門に「聖観音」と書かれた、
大きな提灯がぶらさげられている。
「 金剛輪寺は、奈良時代の中頃の天平十三年(741)、 聖武天皇の発願により、行基上人が開山した寺院である。 」
総門をくぐると、紅葉した樹木が見に入ってきて、
その先に、受付がある。
参道を進むと、境内は楓で覆われ、紅葉のオンパレードで、見事としか、
表現のしようがない。
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三叉路に、西谷堂が建っている。
その先に、本坊の明寿院がある。
明寿院からは、名勝庭園が見ることができる。
池泉式回遊庭園は、桃山時代から江戸時代に作庭されたもので、
国の名勝に指定されている。
「
三つの庭で構成されており、その全てが名勝に指定されている。
一つ目の庭は、桃山時代の作で、石橋を中央に配置し、鎌倉時代の宝しょう印塔を置く。
二つ目は、江戸初期の作で、石組が多い。
三つ目は、最も奥にあるもので、江戸中期の庭で、
池に石造りの宝船を配置する。 」
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庭の楓は、「血染め楓」 と呼ばれるもので、深紅に染まる。
この先、500mの長い参道が続くが、参道の両側には、本堂まで、千体地蔵尊が祀られている。
途中に大型バスの駐車場があるが、そこを過ぎると、二天門があった。
二天門は、室町時代に建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。
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門をくぐると、正面に本堂、左側に三重塔が建っている。
三重塔は、鎌倉時代の建築物で、国の重要文化財に指定されている。
紅葉した樹々の先に、本堂が見える。
「 本堂は、近江守護職・佐々木頼綱により建立されたもので、
鎌倉時代の代表的な和様建築物として、国宝に指定されている。
堂内には、平安時代の十一面観音像をはじめ、重要文化財の仏像が多く、安置されている。 」
所在地 滋賀県愛荘町松尾寺874
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◎ 釈迦山 百済寺
百済寺は、重厚な石垣に囲まれた参道がある、天台宗の寺院である。
訪れた時は、境内の紅葉が素晴らしかった。
「 推古十四年(606)、聖徳太子が、渡来人のために創建した、
近江の最古刹であr。
御堂は、百済の龍雲寺に模して、創建さrた。
鎌倉時代には天台別院と称され、千三百人の僧が居住する、巨大寺院になったが、
戦国時代、織田信長の焼討ちに遭い、焼失し、往時の姿は石垣参道・
棚田のような、坊跡遺構・千年菩提樹を始めとする、樹齢数百年の巨杉・山桜・椿群から、
偲ぶことができる。
ルイスフロイスは、「地上の天国」 と称した、境内地の大半は、国の史跡に指定されている。 」
所在地 滋賀県東近江市百済寺町323
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