名所訪問

「 高鴨神社 」

かうんたぁ。


高鴨神社は、金剛山の麓にある古い神社で、式内社(名神大社)である。
京都市にある賀茂神社を始め、全国にあるカモ(鴨・賀茂・加茂) 神社 の総本社と称する。



歴史文化館の近くにある赤い鳥居をくぐると、左に大きな池・放生池がある。
参道を進むと、石造りの鳥居があり、石段がある。
石段を登ると、室町時代の天文十二年(1543) に建立された、 極彩色の彫刻を施された、三間社流造りの本殿が建っている(撮影不可)

「 古代から、葛城 と呼ばれた地域は、現在の大和高田市・御所市・香芝市 及び  北葛城郡にあたる広い土地で、大和六郡の一つと伝えられる。 
大和朝廷の時代には、豪族の葛城氏・巨勢氏・鴨氏が住み、 仏教を基にした文化を築いたところである。 
高鴨神社はここを拠点とした鴨氏が弥生時代から崇敬した神社といわれる古社で、 延喜式では名神大社に列し、本殿は国の重要文化財に指定されている。 
鴨族は、全国各地で開拓移住し、農耕を広めたといわれる一族で、 全国に残る加茂という地名はかれらが伝え、京都の下賀茂神社、 上賀茂神社を始めとする多くの賀茂社を祀ったといい、 賀茂神社の総社といわれるものである。 
高鴨神社のあるところが、鴨氏一族の発祥の地で、その氏神として誕生した、とある。
なお、葛城丘陵から奈良盆地に出て、葛城川の岸辺に移った一族が、 鴨都波神社を、東持田に移った一族が葛城御蔵神社を祀った。
後に、高鴨神社を上鴨社、御蔵神社を中鴨社、鴨都波神社を下鴨社と呼ぶようになった、といわれる。
高鴨神社の主祭神は、阿遅志貴高日子命(あじすきたかひこねのみこと・迦)毛之大御神で、 配祀神は、下照比売命(したでるひめ・大国主命の娘)と、 天稚彦命(あめのわかひこみこと・下照比売命と結婚・天若日子)と、 東代主命(ことしろぬしのみこと・大国主命の子)と、 阿治須岐速雄命(あじすきはやおのみこと・主祭神の子) である。   」

石段を降りると、本殿の左右に、摂社の東社と西社が祀られている。
東社の社殿は江戸時代の寛文十二年に建立されたもので、 天照大御神・天児屋根命・住吉大神を祀っている。
ここには五百種、二千株を越えるサクラ草が見られると、神社の巫女の説明があった。

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高鴨神社鳥居
   石段の上に拝殿と本殿    東 社
高鴨神社鳥居
石段の上に拝殿と本殿
東 社


訪問日    平成十八年(2006)八月二十五日

所在地  奈良県御所市鴨神1110
      近鉄御所駅より、奈良交通バス 五条バスセンター行きで、風の森バス停下車 徒歩約15分
     国道24号(京阪奈自動車道) 葛城ICより、車で約20分



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