円成寺の東の森小高い丘に、夜支布山口神社がある。
「 神社があるのは、奈良市大柳生町である。
大和山口神社十四社の一つで、平安時代の延喜式神名帳に記されている式内社である。
大柳生の氏神で、祭神はすさのをのみことである。
本来は、山の神を祀るとともに、祈雨を祈願する社であったと、いわれている。
もとは、南方500メートルの上出集落にあったが、中世に立磐神社のあるところに、移ってきた、という。
この神社には、一年交代で、集落の長老の家に、神像の分身をむかえる、
「回り明神」 という、珍しい行事が伝わっており、七百年の伝統をもつ、
大柳生の太鼓踊りが奉納されます。 」
境内の石垣の上に、摂社の立磐神社がある。
「 天手力男命を祀る。
最初は、丸い岩を神体として、拝してきたが、延亨四年(1747)に、
春日大社の弟四殿の建物を岩の前に移設して、本殿にしました。
現在、国の重要文化財に指定されている。 」
柳生藩は、大和国添上郡柳生郷を治めた藩で。石高は一万石であった。
藩主の柳生家は、代々、将軍家の剣術指南役として、幕閣に重きをなしていた。
藩庁は柳生陣屋で、藩主は江戸定府でした。
柳生藩家老・小山田氏の屋敷が残っている。
「 柳生藩の財政立て直しを行った・小山田主鈴の旧屋敷で、豪壮な石垣が見事である。
天保十二年(1841)に、尾張石工が築いたとされ、昭和三十九年には、作家の山岡荘八が所有し、
NHKの大河ドラマ「春の坂道」の構想を練ったとされる。
山岡氏の亡き後、奈良市に寄贈された。 」
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訪問日 平成十六年(2004)九月十五日
夜支布神社・立磐神社 所在地 奈良県奈良市大柳生町
JR奈良駅 近鉄奈良駅より、奈良交通バス柳生方面行きで45分、大柳生バス停下車
徒歩約15分
柳生藩家老屋敷 所在地 奈良県奈良市柳生町155−1
JR奈良駅 近鉄奈良駅より、奈良交通バス柳生方面行きで50分、柳生バス停下車
徒歩約5分