袋田滝は、日本の名勝に指定され、日光の華厳の滝、紀伊の那智の滝とともに、
日本三大名瀑の一つに挙げられる場合もあり、日本の滝百選に選定されている。
久慈川支流の滝川上流部に位置し、江戸時代には水戸藩の領地内で、水戸黄門で知られる
水戸光圀も訪れたことがある、と伝えられる。
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袋田滝 |
滝の流れが大岩壁を四段に落下することから。別名 「四度の滝」 とも呼ばれる。
昔、西行法師が、この地を訪れた際、 「四季に一度ずつ来てみなければ、
真の風趣味わえない。」 と、絶賛したことからとも、伝えられる。
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観瀑施設からの袋田滝 |
長さは合計百二十メートル、幅七十三メートルである。
袋田滝は、滝川の水による、何百万年もの浸食によるもので、
海底火山の噴出物が造る断崖から落ちることにより、つくられた、ということである。
冬は、滝が凍結する 「氷瀑」現象が発生することがある。
以前は、毎年、全面凍結が見られたが、温暖化の影響により、氷瀑の脇を水が流れる迄に
なっている。
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氷瀑した袋田滝 |
所在地、 茨城県久慈郡常陸大子町袋田
観瀑施設(袋田滝トンネルをくぐるとある)利用料 400円
常磐自動車道那珂ICより、国道118号経由で、約60分、
JR水郡線の袋田駅から、湯本(袋田の滝)行きが一日4本、JR常陸大子駅から一日2本出ている。
JR水郡線の袋田駅から徒歩40分、タクシーで約7分〜10分
訪問日
平成十三年(2001)三月七日
平成十一年(1999)一月二十四日