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三の丸の西側(馬立)を挟んで反対にあるのは西門で、西門櫓が築かれていた。
三の丸の南部には曲輪内に番所などがあったとされ、先端には南門櫓が築かれ、
南門からは尾根を南に下がって中荒城と続いていた。
ここから見える人質曲輪の高石垣の光景は圧巻で、高石垣は整然とした算木積で築かれている。
馬立の反対に左へ廻っていくところが腰曲輪で、これを行くと隠門に出る。
その上にあるのは太鼓丸で、右側の門の石垣の先には本丸最高所の三十間台である。
三十間台の城内最高所からは津和野の城下町を一望できる。
三重の天守は貞亨三年(1686)の雷火で焼失したが、三十間台の西側には二の丸の天守台が残っている。
江戸時代の亀井氏の津和野藩の藩邸は山麓に置かれ、現在は県立津和野高校の敷地(グランド)と嘉楽園になっているが、
廃城時に取り壊しを免れた櫓二基、物見櫓が嘉楽園に、馬場先櫓が津和野高校に現存している。
所在地:島根県鹿足郡津和野町後田
JR山口線津和野駅から徒歩20分で、リフト登り口、リフト降りると徒歩約15分で、本丸に到る
津和野城のスタンプは津和野観光リフト(0856-72-0376 9時〜16時30分)の茶屋にて